SIer出身者にお勧めのPosition 01:外資系戦略コンサルタント
このBlogの趣旨はSIerからのキャリアチェンジなので、次はSIer出身者に向いている社外のPositionを紹介していくことにします。1番目はみんな大好き外資系コンサルタントです。「そんなかっこいいところ無理だよー」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、そんなことはありません(多分)。私の知る限りでもSIerから所謂外資系のカッコいいコンサルティング会社に転職した人は10人以上いますし、実際私もMBBと言われている会社の1社からオファーをもらったことがあります(諸事情により行きませんでしたが)。
コンサルタントをお勧めする主な理由は下記になります。
- ITに関する素養を生かせれば比較優位を持ちやすい(ポジションを作りやすい)
- SIerの現場では見えにくい「商売」の色々な側面に触れることができる
- 案件サイズが小さい(金額ではなく工数的に)のでPM難易度が低い
- 実力さえあればPromotionが早い
- 国外オフィスにスライド異動できるケースもある
- 給与が高い
特に20代前半〜後半でSIer の業務に物足りなさを感じているような方は非常に向いていると思います。業界が拡大傾向にあること、それもDXなどのトレンドと相まってシステム開発やソフトウェア開発が伴う案件が増えていることなどからSIer出身の方でも入社後に価値が出せる可能性が高まっていると思います。まぁ面接もある種独特で所謂転職偏差値的なものは非常に高いのだと思いますが、コンサル会社に強いエージェントもありますので相談しながらきちんと対策しておけば大丈夫です。人間の知力の個体差なんて実際はほとんどなく、似た問題を繰り返し考えているかいないかでOUTPUTのスピードが決まっているだけです。なので面接で聞かれそうなことを繰り返し自分の頭で考えて、場面場面に応じた思考回路を作っておきさえすれば、すぐに期待通りのDiscussionはできるようになります。
なお、タイトルにはよく見かける表現に合わせて「戦略コンサルタント」と書きましたが、所謂外資系のコンサルティング会社は「事業戦略」的な案件だけをやっているわけではありません。私は外資系企業で何度か発注者側としてお仕事を一緒にしたことがありますが、大枠の戦略は自社で考えていていくつか抜けているパズルのピースを埋めてもらうような発注の仕方が多かったように思います。またコンサルティング会社に勤める友人に話を聞いていても、知恵を絞って戦略を捻り出すというよりも、後方実行支援というか、色々な意味で現場のManegerをサポートするような仕事が多いようです。それ自体は素晴らしいことだと思うのですが、外部から転職しようとする人は過度な期待というか派手なイメージを持っていることも多いので気をつけてください。